繁華街を歩けば一度は目にしたことのある光景。
それは “ほろ酔いの客に声をかけるキャッチの男の図”。
このコラムを見ている男性の中にも少なからず声をかけられた人はいるだろう。
僕もその経験はもちろんある。
そして、声をかけられるのは必ずしも酔っている時とは限らない。
素面でいたって
「ちょっとお兄さん、次の店は決まってるの?」
なんて具合に言い寄ってくる時がある。
昔、知人にこの話をしたらこう言われた。
「それは心にスキがあるから。」
思わず感心した。
その短い言葉の中にこの話題の全てが凝縮されていたからだ。
酒を飲んで酔いが回れば人は無防備になる。
心のハードルも低くなってスキが生まれる。
それは表情ににじみ出る。
そしてそれを見逃さないプロたちがいる。
じゃあ素面の時の僕の場合はどうだったのか?
考えてみるとそんな時は決って、
心が何色に染まっても構わないとでも言うような状態であった気がする。
要はスキだらけ(笑)
たまにはそんな日もある。
でもさ、スキがない人間よりはスキが多少ある人間でいたい。
だってそっちの方が楽しいから。
心のスキと上手に付き合っていこう。